納得いかない内容の童話

fujikup2015-11-27

私が子供だった時、家にイソップ童話の本があった。でも、その本には納得いかない内容の話が載ってた。「自分の事は自分で」というタイトルで、内容はうさぎが遊んで帰ろうとしたら犬がいて、怖くて馬と牛に助けを求めたけど拒否されて、仕方なくうさぎは犬に追いかけられながら逃げ帰る事にしたという話。ページの隅っこに「人に頼らないで自分の事は自分でする事」という解説が載ってた。でも、私は子供心に「何か間違ってるな…」と思った。なぜならうさぎはいじめられっ子に見えるし、犬はいじめっ子に見えるし、馬と牛はいじめられっ子を助けてくれない教師みたいに見える。「童話に突っ込んでどうするの!?」と言われるかもしれないけど、イソップ童話ってただの童話じゃなくて寓話でもあるから、この内容はちょっと…って思わずにいられない。イソップは紀元前の人だけど、いじめは大昔からあって、大昔から相談に乗ってもらえなかったり見て見ぬふりされる事が多かったのかねぇ…。