教育現場に「表現の自由」はないの!?パート2

小学校高学年の時、親が中高生向けの百科事典を買ってくれた。なんとなく美術の百科事典を姉と一緒に見てたら抽象絵画シュルレアリスム絵画がたくさん載ってた!!その時は子供心に「こんなの幼稚園や学校で描いたら怒られたりいじめられたりするのに大人はこんなの描いても許されるの!?」って思ったのは言うまでもない。美術の百科事典に載ってるという事は芸術としてだけじゃなくて資料とか教材としての価値も認められてるという事だよね。あの時はただ「大人は自由に描けていいなぁ…」と思ったけど、第二次世界大戦中や太平洋戦争中は前衛芸術は弾圧されたんだってね。怖いね…。じゃあ、子供に自由に絵を描かせてあげられない人は前衛芸術を弾圧したヤツと同じレベルって事だもんね。成人してからは前衛芸術の作品がたくさん展示されてる美術館によく行ってた時期があったけど、子供が「これ芸術?」とか言ってるのを見ると胸が痛くなってた。「この子も型にはまったものしか描く事を許されてないんだろうな」って思ってた。ちなみにここ何年かは美術館には行ってない。家が図録だらけになっちゃったから美術館に行くのやめた。(苦笑い)でも、最近YouTubeに「黒い絵」というタイトルの動画がUPされてるのがわかった。公共広告機構のCMだけど、ちょっと怖いCMだけど、いろいろ考えさせられるCMだ。最後には「子供から創造力を奪わないで下さい」というメッセージが添えられてて感銘受けるCMだなぁと思ったけど、このCMは放送されてたっけ?テレビでは見た事ないんだよね。内容は図工の授業で、みんなは絵ん普通に描いてるのに1人だけ画用紙を真っ黒に塗ってる子がいて、その子は病院(精神科?)に行かされるけど、それにもめげずにその子はひたすら画用紙を真っ黒に塗ってた。そして、医者や看護師が絵を並べたら巨大な作品になったという内容だ。CMだから最後まで描かせてもらえたけど、現実だったら絶対すぐやめさせられてるよね。